会社員の建売住宅購入記録【第2回】:内見前にライフプラン

新築住宅住宅購入
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住宅購入記録の続きです。
欲しい家のイメージを具体化することが大事だよって話が前回。

我が家の場合は駅近の新築戸建て、建売を買うことに決めました。

ただし、欲しい家のイメージがきまったら即内見!ではちょっと気が早い。
内見に行く段階ではテンション爆上がりなので正常な思考なんてできません。

家を買う前に予算を決めますが、そのためにまず必要なのはライフプランを考えること

我が家の場合は順序だてて進められなかったので慌ただしく色々考えた思い出。

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この先に予定するイベントがライフプラン

ライフプランとはこの先の人生イベントを年表にしたもの。

家を買う段階では結婚は終わっていることが多いと思いますが、そのあとのイベントをざっくり考えていきます。

夫婦が何歳のときに何人目の子供が生まれて、夫婦が何歳の時に子供が成人して・・・とか。もしくは、夫婦が何歳の時に親が同居してきそう、など。

EXCELで一覧形式でまとめるとはかどります

ネットを探すとそれっぽいテンプレートを公開してくれている方がたくさんいるので有難く利用しましょう。
天下のMicrosoftもEXCELのテンプレートとして公開していますのでそれでもおーけー。

会社を定年退職する予定年齢を記入。
子育てをきっかけにどちらかが家庭に入るとか、家庭に入った後もパートするとかも記入。
車を買い替えるとかもイベントなのでもちろん記入。

ライフプランを作る目的はこの先に出ていくお金と必要なお金を把握することなので、できるだけ具体的に考えていきます。

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ライフイベントのキャッシュフロー

人生におけるイベントをざっくり列挙できたら、次はそれに付随する金の話です。

出ていくお金

子供を私立にいれたいとか、子育てに合わせてフルタイムからパートになるとか。

各家庭が何を重要視するかのポイントの違いで出ていくお金も違ってきます。
ネットで簡単に情報を入手できる時代なのでなんのイベントでおよそどれくらいのお金がかかってくるかは簡単にわかるはず。

車の買い替え予定があればその金額とかも忘れずに。
もちろんローンを組むならその先の支出として計上します。

入ってくるお金

現在の会社で働き続けたら何歳にいくらぐらいの給料になるのか。
子育てに合わせてフルタイムからパートに働き方を変えたらいくらぐらいになるのか。
相続する資産があるならそれがどれぐらいになりそうか。など。

あまり理想的にならないように現実的なラインで考えたいところ。

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年単位から月単位のキャッシュフローへ

ライフプランで資金入出金を想定したように、毎月の生活費もシミュレーションします。

毎月のキャッシュフローを計算

現状の生活費をベースとして費目(食費とか通信費)ごとに積み上げていく作業。
子供が生まれる等の変動要因があればそれも加味した上で。

これもネットで公開されるテンプレートを使うと早い。

毎月の貯蓄額

月単位にキャッシュフローを想定し毎月貯蓄にまわす現実的な金額をはじきます。

貯蓄は現金預金に回すものと投資に回すもので分けて考えること。

投資効果は1つのEXCELで複利計算とかまでやり始めると魔境と化すので、投資金額だけざっくり把握して後でまとめて計算で良い。

やみくもに貯蓄する意味はない

金は使ってなんぼです。余剰資金があるからと言って全部貯金に回す意味はない。
老後資金や旅行等目的を設定し、それに必要な金額を積み上げます。

そもそもこの段階では住居費を計上していないので全部貯蓄に計上すると住宅購入資金が0になってしまう。

重要なのはいつどれぐらいの資産があるのかの把握

最終的=老後にいくら貯蓄するのかも大事ですが、「何歳に時点で」「いくらの資金が残るのか」を把握することも大事。

余剰資金が把握できれば住宅購入価格/ローン価格を決めるときのリスクの算出に使えます。

老後の貯蓄の根拠

老後2000万などと言いますが、なぜその金額が必要かを夫婦で具体的に考えること。
食費がいくらで旅行にはどれぐらいに頻度でいって、何歳まで続けるのか、など。
何歳まで生きるかの仮定は難しいけど。

余裕のある暮らしをしたければ多めに必要だし質素に暮らそうと思ったら年金だけでも十分いける。

年金もらえないじゃんとか言う人いますが、多分年金なくなるころは国家も破綻するときなので私は気にせず収入予定に入れてます。

現実的に住宅にまわせるお金

老後プランまで検討して貯蓄金額を計算したら、残ったお金が現実的に無理なく住宅にまわせる資金です。

ここではじいた金額から上振れる場合はその分を他の支出や貯蓄を犠牲にすることになる。
反対に下振れる場合は余裕をもってローン返済も可能になってくるわけです。

先に住宅の価格からローンを借りられるかを打診し、ローンが借りられさえすればOKで先に進める家庭は危ない。

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理想的なプランと理想的ではないプラン

人生にアクシデントはつきものです。
思いもよらない事故があった場合もリカバリーできる必要があります。

例えば、業績が悪化してクビになったとか精神を病んで働けなくなったとか。こういうケースを想定して最悪なプランも考えておきます。

仮に仕事をクビになったとしても、自分であればすぐに再就職できるレベルの仕事についたときにどれぐらい収入が下がるか。
病気で働けなくなったときに備えるのであれば就労不能保険に入ったと仮定した場合の給付金と出ていくお金。など。

あまり過剰に考えると住宅購入というリスクをとれなくなってしまいますが、
全く考えないのはNGです。

住宅ローン破産なんて言葉もありますからね。

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自力で難しい場合はプロに相談

こういったことを専門にしてアドバイスする仕事がFP、ファイナンシャルプランナーの仕事です。

お金を払って解決するもよし、もしくはFP資格の勉強を始めるのもありかも。

あらかじめ計画的に住宅購入を進める場合は勉強する時間があるはずです。
私の場合は突発的に住宅購入に至ったので全然時間ありませんでしたが。

皆さんは後から慌てることのないよう、事前にライフプランを十分に検討しましょう。
次回は住宅価格の予算の決め方の掘り下げかな。

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