夫婦の家計管理のポイントは財布の自動化

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突然ですが我が家は夫婦共働きです。
私の甲斐性のなさを妻がフォローしてくれています。(いつもありがとう)

このご時世共働き夫婦は珍しくないのかもしれませんが。
夫婦でのお金の管理について、皆さんどうしているのか気になります。

うちは良くも悪くも奥さんがお金に執着がないため、家計の管理は夫の役目です。
そして私は大変な面倒くさがりです。

今回は、本来は家計管理になんて到底向いていない私が、いかにしてそれっぽく家計管理を行っているかのノウハウを共有したいと思います。

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夫婦の財布事情

本題に行く前に、夫婦の財布事情についてあらためて考えてみます。

1. 稼ぎ全部が夫婦の財産派

お互いの毎月の給与全額を共有財産として管理していく家庭。
我が家はこのパターンです。

一旦収入の全部を集めた後に、家庭の維持に必要な各支払いをこなしていくわけですね。

世帯収入も把握しやすいし、収入を合算すれば動かせる資金も多くなるので、将来のライフイベントに備えた計画的な貯金も行いやすい。

難点は必然的にお小遣い制になることですね。

 
働く私
今月は残業頑張ったぞ!残業代もいつもより多い…!
 
家計管理する私
それで?お小遣いの金額はいつもと同じでーす!

 

お小遣いが減ることで給料日の楽しみ度は少し減りますが、夫婦の貯蓄として貯めていく楽しさもあるのでプラマイゼロみたいな。

2. それぞれが一定額ずつ拠出する派

毎月それぞれの稼ぎから一定額ずつを集めて、家計に関する支払いはそこから。残りは個人管理の資産としていくパターン。

我が家は結婚する前の同棲期間がこのパターンでしたが、同じような夫婦が多いのでは。

勝手なイメージですが、夫婦それぞれが高級取りの場合にこのパターンが多い気がする。
お互いが経済的に自立している夫婦、とでも言うのかな。

メリットは1つ目のパターンの裏返しで、各自の自由になるお金が増えること。

あとは、家計に拠出する金額が毎月決まっている=家計で利用できる予算が決まるので、必然的に使いすぎに気をつけるようになりそう。

もっとも、私たち夫婦がこのパターンで管理していた時は、月によって余剰が出たり反対に足らなくなったりとかで、資金管理が面倒だった記憶しかない。

毎月拠出する金額を増やして余るだけにすれば良いのですが、このパターンとる人はできるだけ拠出する金額を減らしたい人達じゃないかな。イメージだけど。

3. 支払い費目によって担当を変える派

家賃と保険、通信費などの固定費が夫(妻)、食費や光熱費等の変動費目がもう片方みたいな。

共働きといっても、どちらかの家事従事比率が高いとかで収入差がある場合にこのパターンになることが多いのでは。

主力になって働く人は固定費を中心に金銭負担を多めに。
家事従事率が高い相方は、変動生活費を中心に負担することで節約活動のモチベーションアップ。

このやり方はやったことないな。これも勝手なイメージだけど、夫婦に経済格差がある場合にこのパターンになるイメージ。(違っていたらごめんなさい)

おすすめの方法は共有の財布で全部まとめること

つまり1番目の方法ですね。

ライフイベントで動くお金は多いです。
結婚式…は終わっている方多いと思いますが、住宅購入やら出産、子供が育つにつれるなんやかんや。

どう考えても資産を1カ所でまとめて把握した方が資金計画を建てやすい。

余剰資金の貯蓄、投資という意味でも、1カ所にまとめて見えるかすることで不透明さもなくなります。

 
毎月貯金してくから大丈夫だって!
 

…数年後…

 
貯金していくって言ったじゃん!ぜんぜんじゃん!

みたいな悲劇も起こらないし。

それに、金銭的に区切りをつけずに管理することで、金銭以外の部分の区切りも自然となくなっていく気がします。手の空いた方が家事する、みたいな。知らんけど。

1.の「全部まとめて管理案」が無理なら、次点で2.の「一定額拠出案」かな。これも拠出額さえできる限り大きくして余剰資金を生むようにすれば、まとめて管理案に近づくし。

3 .の「費目ごとに別々に負担」はやめましょう。将来に備えた貯金や投資に対する拠出を夫婦共同でやっていく感覚がなくなりそう。

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銀行口座を夫婦の財布にする

前置きがだいぶ長くなりましたが、今日の本題。
なにごとでもそうですが、自動化の第一歩は物理的なあれこれをやめることです。

つまり、財布と紙幣を用いた物理的管理から、キャッシュレスを活用したデータ管理へ

銀行口座を利用するメリット

昨今流行りのIoT風に言えば、とにかく電子データ化がすることでもろもろの活路が開けます。紙は悪!データは正義!

銀行に資金を預けたところで利息なんてものはほぼ付きません。
唯一の利点は、電子データ化できることだけです。

最近の金融機関は利用者の要求に応じて外部サービスにデータを公開しています(IT用語では、APIを公開するといいます)が、例えば家計簿アプリでデータを取得すれば、それだけで家計の資産管理ができちゃいます

これ、財布と紙幣で管理していたら、入出金のたびに記録をつけて残額を把握しないといけません。そんな面倒臭いことは嫌です。

夫婦どちらかの名義でサクッと口座をつくりましょう。
ちなみに、この時代に紙の通帳なんてものはもちろん不要です。

目的に応じて口座を複数用意

家計管理用の共用口座を目的に合わせて複数用意するのもおすすめです。

例えば固定費引き落とし用の口座。
「毎月決まった口座引き落としがあるのに、残高不足で引き落としされなかった」みたいな経験、皆さん一度はあるのでは。匿名あざらしも資金ぎりぎりで回していた学生自体に経験があります。

夫婦共用口座自体を固定費引き落とし口座にするのももちろんOKですが、心配症な人は口座ごと別々にわけておくといいかも。うちはこのパターンです。

他にも貯蓄用の口座とかね。

「銀行口座をたくさん用意したら、結局お金の引き出しと預け入れがたくさん発生して自動化から逆行するのでは。」

的な疑問については、後から説明します。

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クレジットカードの家族カードを活用

家族カードを使っていますか?

 
無知な人
子供に持たせるやつでしょ。もしくはカード審査通らない配偶者に渡すとか。

いいえ。違います。
家族カードの存在価値は、支払いをまとめられることです。

クレジットカードの支払がまとまれば、引き落とし先である銀行口座も1つで済みます。
夫婦の共用に作成した口座を引き落とし先にしておけば、それだけで夫婦の家計管理はほぼ完了なのです。

ポイントもまとまってお得

クレジットカードの支払をまとめることの隠れたメリットは、だいたいのカードにおまけでついてくる還元ポイントシステムもまとまること。

クレカのポイントって一定数以上たまらないとか細かい制限あることも多いので、個々でカードを使って貯めていくよりも、まとめて一カ所で貯めた方が使い道広がって便利です。

目的に応じてカードを使い分ける

余裕があれば、目的に応じてカードを使わけるのもありです。

生活費全般はこのカード、突発的な出費はこのカード、みたいな。
毎月発生する固定費はこっち、変動その他変動費はこっち、みたいな切り方もあるかも。

やりすぎると前述のポイント還元とかが分散して逆効果かもしれませんが。

とかいう我が家はメインの楽天カードにほぼほぼ集中させています。
私が主カード、妻には家族カードを使ってもらってます。

あれこれ考えずにお得になる(気がする)のでここ数年はずっとこんな感じ。

自動車税や固定資産税はnanaco経由のリクルートカードとか。
ちょっとしたことで得するようなところだけ他のカードで払っていたりしますが、ほぼほぼメイン一本です。

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さらなる自動化の鍵はネット銀行

 
面倒くさがりな人
夫婦共用の銀行口座を作って、クレジットカードの家族カードで支払いをまとめる。
これだけでほぼほぼ家計管理の自動化完了じゃん。

いいえ。まだまだ楽ができます。

給料日のたびにATMに行く必要なんかない

夫婦共用とは言っても、銀行口座はあくまで個人名義です。
そしてサラリーマンの多くは、給料を口座振込してもらっているはず。

例えば夫名義で夫婦共用口座をつくった場合、夫の給与振込口座に夫婦共用口座を指定はできても、妻の給与振込口座に夫名義の夫婦共用口座を指定することはできないのです。

「しょうがないじゃん。給料日にATMで卸すから良いよ。」

手数料のかからない平日の昼休みにATMまでダッシュして順番に並ぶのが趣味な人はそれでもいいと思いますが、そんな人います?

自動振込と自動入金

自動振込とは名前そのまま、毎月決まった日にちに決まった金額を決まった口座に振込むサービスです。大手ネット銀行を始め、ユーザビリティを追求し個人向け営業を真面目にしている銀行であれば、たいていどこでも似たようなサービスがあるはず。

自動入金はその逆、他の銀行口座を指定して一定金額を自口座に入金してくれるサービスです。

給与振込口座からの夫婦共用口座への自動振込

先の例みたく、給与振込口座にパートナー名義の夫婦共用口座を指定できない場合、給与振込口座には自動振込機能がある銀行口座を指定しましょう。

振込サービスの手数料自体が無料の銀行を選ぶのも忘れずに。給与振込口座にすれば、一定回数無料になる銀行も多いはず。(匿名あざらしがおすすめする銀行は後から紹介します。)

毎月給与の最低ラインを自動振込金額、給料日の1日後を振込日、振込先を夫婦共用口座に設定しておけば、給料日のたびに現金を下ろす必要なんてありません。

夫婦共用口座から各種目的別口座への自動振込

自動振込を利用して、夫婦共用口座にあつまった家計資金を目的別口座に自動で移動させます。

家賃など固定費や、貯蓄額なんかは毎月金額を変える必要もないので自動化にピッタリです。

おすすめのネット銀行

住信SBIネット銀行

個人の家計管理の自動化を強力にバックアップしてくれる最強ネット銀行です。定額自動振込(入金)がまじで便利。

ランク制を導入し、住信SBIネット銀行の関連サービスを利用すればするほどお得になる仕組み。

とりあえず給与振込口座に指定すれば月三回まで他行宛の振込手数料が無料になるので、給与振込口座にネット銀行を指定できるサラリーマンは、迷わず住信SBIネット銀行で問題ないでしょう。

夫婦で口座開設して、どちらかを家計管理用の夫婦共用口座にするのがおすすめ。

楽天銀行

こちらもネット銀行大手。普通に利用するだけで楽天ポイントがたまっていくお得すぎるサービス設計。

楽天銀行もランク制を導入しており、便利に使おうとすると「VIP」以上ぐらいは必要かな。ランクの上げ方はネット上にごろごろ類似記事が転がっているから割愛します。

給与振込口座よりも、各種目的に応じた決済口座の方が向いているイメージ。

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我が家の全自動財布

こんな感じで家計における資金管理を自動しています。

自動の家計管理

夫の住信SBI銀行が夫婦共用口座のHUB口座(全ての基点になる中継口座)です。

振込手数料無料回数には限りがありますので、妻の住信SBIネット銀行口座も活用して、固定費引き落とし用の自動振込を多数設定しています。

貯蓄の積立と住宅ローンの返済は毎月確実に履行したいので、口座を分けて管理。特に住宅ローンの返済が何かの間違いで滞ったら大変なので、引き落とし甲には常に1回引き落とし分を余剰資金として確保。

楽天カードで妻用の家族カードを申し込み、夫婦ともに生活費決済を楽天カードにまとめることで変動費支出を一本化できます。

変動費引き落とし口座への入金はあえての手動

楽天カードって引き落とし銀行を楽天銀行に設定するとお得になるんですよね。その関係で、毎月変動費の引き落としのために住信SBIネット銀行から必要資金を楽天銀行に移動させています。

本当は、この部分も完全自動化してしまいたいのですが。
カード決済金額は毎月ぶれるといっても、想定する最大金額以上を自動で定額振込し続ければそれで自動化できます。

あえてやっていないのは、楽天銀行を投資目的口座としても利用しているため。
楽天証券と連動させると証券会社と銀行間での資金移動も発生するため、毎月の変動費決済で余剰資金を生んでしまうと投資成績管理がだるくなるという、やむを得ない事情があり。

仕方がないので、ここだけカード決済金額を毎月把握し、給料日にスマホでネット振込をやっています。どちらにせよATMに並ぶなんてことはしませんね。

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スムーズな家計管理に現金はほぼ不要。キャッシュレスと自動化をすすめましょう

この体制で家計を管理するようになっていこう、現金を触る機会がめっきり減りました。国が推進するキャッシュレス政策のおかげもあり、いたるところでクレジットカードやスマホ決済が利用できるのも大きい。

ごく一部の医療機関など、いまだにキャッシュレスNGなところで急に必要になるケースに備え、一定額の現金のみ自宅に保管しています。

皆さんも、夫婦の家計管理の第一歩としての財布の全自動化を進めてみてください。
匿名あざらしみたいな面倒くさがりでも、最初にルール作りと口座開設、自動化設定だけしてしまえば、あとはほったらかしで大丈夫。

家計管理の第一歩として財布の自動化が進められたら、次は財布の見えるかです。記事中でも触れた、家計簿アプリを利用したなんちゃって家計管理。

そちらも機会があれば我が家の施策を紹介します。では。

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