いきなりですが、Xperia Z3 Tablet Compact(Xperia z3tc)というタブレットをご存知ですか。
2014年に発売されたSONY製の8インチタブレットで、小型・軽量・防水と使い勝手が良い名機でした。
既にSONYストアなどの正規販売は終了しており残念ながら入手困難なレガシーハードです。
仮に入手できたとしても残念ながらデジタルデバイス界隈の時代の進歩にはついていけないですけど。メモリとかね。
そりゃあ6年経てばしょうがない。スマホ界隈の進化のスピードの速さたるや、ああ諸行無常って感じ。
6年前と言えばiPhone 6が発売されたのも2014年。懐かしいなー。iPhone 5sから乗り換えるか迷った記憶あるなー。
小学生6年生が大学生になる年月経過。私もこの6年で益々おじさんに。
当時のz3tc程の優秀なプロダクトがありながら、SONYがタブレット事業撤退となり、それは悲しんだ覚えがあります。
急いで10インチのXperia Z4 Tabletを買いに走った思い出が。こちらも今ではお役目を果たし、只の黒いまな板に。
z3tcは最終的に知人に譲る形で我が家を後にした(と思うけど最早覚えてない)んですが、やっぱり8インチタブレットって便利。手元にないとないで代わりが欲しくなった(と思うけど最早数年前)んですね。
で。
代わりに現役で活躍するのがHUAWEIのMediaPad M5ちゃん。
本当に今更ですが当時の開封の様子が残っていたのでさらっと紹介します。
ええ。需要は関係ないのです。私の備忘録のために。
2020年現在もばっちりz3tcの後継機として活躍しています。
専用ケースまで全部入りで購入後すぐ使えるのが良き
パッケージあける時わくわくしたなー。こういうわくわくする製品が日本企業から出てくるともっといい。
パッケージ
内容物
内容物は左上から
- USB(Type-A)ACアダプタ(もちろん日本仕様です)
- USB Type-C to 3.5 mm ヘッドフォンジャックアダプタ
- USBケーブル (Type-A to C)
- クイックスタートガイド(笑)
- SIMピン
- 専用タブレットケース
- 本体
MediaPad M5にはクオリティの高いタブレットケースが標準でついてんだよなー。ケースであれこれ悩まなくて済むので大変有難い。業界標準にしてほしい。
ACアダプタはHUAWEI独自の急速充電に対応したやつ。私はANKER信者なので使う予定ないですけど。
外観
本体色はスペースグレーの一色展開。
グレーってスマホでもなんでも好きな色ではなかったんですが、MediaPad M5の色味を見てスッキリして嫌味がなく気に入りました。どうせカバー付けたら見えないのでどうでもいいってのもある。
背面から側面にかけてはグレーの金属のすべすべした質感。
発売当時5万円以下の端末と考えると十分すぎる高級感。
専用のスマートケースをつけるとこんな感じ。
4角の爪でタブレットを簡単に固定可能。カバーを閉じると自動でスリープモードになるのが嬉しいっす。
ケースはなんというかマットな質感で柔らかい感じ。ゴム感はないですが。
外で使う分には落下時衝撃とかの保護までは期待できなさそうかな。私はもっぱら自宅専用、たまの持ち出し想定で利用するのでこれまで困ったことなし。
見開き部分の真ん中にくぼみが作られているから写真のようにタブレットを固定した使い方が便利。横向きでタブレット使うときとか机の上で立つので。
Mediapad M5の満足度の中でこのタブレットケースが占める割合結構大きい気がする。
おしゃれ!って感じではないですが、使い易く設計されていて別に買いなおそうとは思わないぐらいには満足できます。
ちなみに画像が分かりにくいて申し訳ないですが撮影し直しもしません。
正面から見るとこんな感じ。8.4インチあるとぎりぎり映画も見れるかな~。ディスプレイは十分に綺麗。
向かって奥側にホームボタンが見えますが、これが指紋認証も兼ねています。
最新機種のMedipad M6は指紋認証の代わりに顔認証まで積んだようですが、残念ながら例の騒動が原因で日本未発売でだったんだっけ。
MediaPad M5は8インチタブレットの決定版。今ならLiteでいい。
肝心な部分ですが、Mediapad M5はXperia Z3 Tablet Compactを継いで8インチタブレットの決定版となれるかの問い。
まあなるよね。
ていうか比較が遅すぎてすでに新型まで発売しているよね。2019年にM5 Lite 8 なるものが発売しているらしい。
基本スペックが若干下がった代わりに値段が2万円台前半と最早なんじゃそりゃ感しかない。
HUAWEIはナンバリングをどうにかしろ。M5 Liteとかつけるせいで通常のM5の情報が埋もれるのよ。同じM5シリーズで10インチまでいるから性質が悪い。
ちなみにXperia、特にスマホシリーズお前はもっとだめだぞ。
XやらXZとか回った後にXperia 1とかやめろマジで。
スペック比較
購入してすぐ作成したスペック比較を供養がてら掲示しておきます。ついでにM5 Liteのスペックも慌てて調べて載せました。
z3tc、いくらマスターピースといえど発売6年もたつと現行機とのスペック差がどうしてもでてきますね~。
機種名 | MediaPad M5 Lite | MediaPad M5 | Xperia Z3 Tablet Compact |
発売 | 2019年5月 | 2018年5月 | 2014年11月 |
OS | Android 9.0 | Android 8.0 | Android 6.0.1 |
外寸(mm) | 122.2 × 204.2 × 8.2 | 124.8 × 212.6 × 7.3 | 123.6 × 213.4 × 6.4 |
重さ(約) | 310 g | 320g | 270 g |
ディスプレイ | 8.0 inch, WUXGA(1920 x 1200)IPS | 8.4インチ, WQXGA (2560 x 1600), IPS | 8.0インチ WUXGA(1920×1200) , IPS |
CPU | Kirin 710 | HUAWEI Kirin 960 | Qualcomm Snapdragon 801 |
メモリ | 3GB/4GB | 4 GB | 3GB |
ストレージ | 32 GB/64GB micro SDカード対応 | 32 GB micro SDカード対応 | 32GB micro SDカード対応 |
バッテリー | 5100 mAh | 5100 mAh | 4500mAh |
対応バンドとか | 詳しくは公式へ。 | 詳しくは公式へ。 | こちらも公式へ。 |
その他特徴 | 廉価版と十分 | HUAWEI独自の急速充電、指紋認証 | 防水(IPX5/8)防塵(IP6X) |
使用感比較
z3tcと比較して実際どうなの?ってところですが。
マイナスポイント
- 防水でなくなった。
- 50g重くなった。
ぐらいです。
防水ではないのは、お風呂タブレットとして利用したい人は死活問題だと思う。私の場合はその役はZ4 Tabletにお任せ(だった)ので、そんなに重要視していません(でした)。でもz3tcを出張先に持ち出してシャワー浴びながら使えるのは便利だったんだよなあ。
10インチだと荷物としてちょっと邪魔に感じる不思議。8インチだと新幹線の中とかで使っても違和感ないのも持ち出し易い理由かも。
重さは、50gぐらいって思うかもしれませんがパーセンテージにすると約19%増量です。45kgの人なら53kgになるレベル。人に例える意味はないけど。
地味ですが、持った感じはひしひしと重くなった感じます。持ち続けて辛いレベルまではいかないですが、なんか重くなったな~とは確実に感じます。
プラスポイント
- ベゼルが狭くなった分サイズ同じでディスプレイが大きくなった
- 充電がUSB Type-Cでできる
- 画面綺麗!処理速度さくさく
- 指紋認証はやっぱり便利
とくに、8インチ→8.4インチとディスプレイが大きくなったのは、このサイズのタブレットの使い道、ブラウジングするのにも電子書籍を読むにも動画見るのにもメリットありです。数字で見るとそんなですけど実際使って見ると感じる便利さ。ベゼルが狭くなったのもカッコいい。
次点で充電口がUSB Type-Cになったこと。最近(2年前ですが)は、microUSBよりもType-Cのが一般的になってきた感じありますね。その辺に転がっているスマホ充電用の充電器でさっと充電できるのは便利です。充電切れそうなときに、microUSBのケーブルあるとこまで持ってかなきゃ、、、のストレスがない。
かといってタブレット充電といった低頻度用にその辺の充電器にmicroUSBケーブルを指すのは嫌。地味だけど結構重要視したいポイントだと思うんですよね。
後は、メモリも増えて処理もさくさくで液晶も綺麗、指紋認証サイコーって感じ。
マスクが当たり前なこのご時世やっぱり指紋認証ですよ。自宅利用だけど。
このあたりに価値を感じる人は、Z3 Tabletでなくとも買い替えでMediaPad M5を買ってみても良いと思います。私的には大満足。
購入後2年立ちますが自宅タブレットとして活躍しています。
8インチタブレットの選び方
Xperia Z3 Tablet Compactもそうでしたが、タブレットってどこまで行ってもメイン機ではなくサブ機扱いです。
故障とかよっぽど問題が起こったり物好きな人間以外は買い替える事がないです。
だから購入時、ハードスペックが少しでも良いものを選ぶことで長く快適に利用できると思うんですよね~。
「反対に、型落ちなどの旧製品は価格が安く手に入るのも事実。HUAWEIだと前モデルのMediaPad M3なんかは狙い目かも。」
なんて購入当時は考えていましたが、普通にM5 Liteでいい。2万円台前半でこのスペックなら迷うことないですね。
LTEモデルかWi-Fiモデルか
完全にケースバイケースでお好きにぞうぞって感じ。
私は自宅使い目的でしたが、過去にz3tcを持ち出すこともあったのでLTEモデルを購入しました。z3tcもLTEモデルだったしね。
結果一度も持ち出していないけどな!
それに、よくよく考えると持ち出すときもだいたいスマホと一緒なのでテザリング経由で十分じゃね、みたいな。
実際ずっとSIM無しで運用していますが困ったこともありません。余ったSIMスロットはSDカード刺せるので良いんですけど、Wi-FiモデルとLTEモデルで価格差ある場合は真剣に考えたいところですね~。M5は1万円程の価格差があったのだよ。
やっぱり8インチタブレットをスマホの代わりにして通話している奴って
すべからくやばい奴に見えるのでよっぽどWi-Fiモデルで良い気がする。
壊れるまでMediaPad M5ちゃんを愛用していく所存
もう2年ほどたちますが、安定して日常の一部になっていますね。
8インチタブレットを自宅で使い始めると、ふとした時にスマホじゃなくてタブレットの大きい画面で動画とか見たくなるんですよね。
10インチと違って大きすぎず重すぎないないので気軽に使えるのがいい。
いてもいなくてもいいんだけどとりあえずにぎやかしに読んどこうZE!みたいない友人の位置づけが8インチタブレット。
なんだかんだ友人グループの一員として欠かせないメンバーになっていて気づいたら10年来の友達付き合いしちゃうみたいな。
自宅になくても生活に支障はないけど、あると生活が豊かになるのわけです。QOL!QOL!
そして手放せなくなるっていうね。
2年越しの記事で大変恐縮ですが、8インチタブレットの購入検討されている方、特にこの時代にXperia Z3 Tablet Compactから買替検討中の方(はさすがにもう絶滅していると思いますが)がいれば、これからタブレット端末の購入参考になれば幸いです。
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